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 この際「ラムちゃん」みたいに色んな作家さんにサファイアを描いてもらったら、と思うんですよ。
 
 
 お恥ずかしながら、まとめてちゃんと読んだのはごく最近なんですよ。去年です・・・。 で、とりあえず、『ブラック・ジャック』作中でのサファイア。

 第1巻・第4話『アナフィラキシー』
http://file.jacktar.blog.shinobi.jp/df638d86.jpg
 (軍人一家のメイスン大佐の負傷した息子を担当した看護師。アナフィラキシーとは麻酔の効かない特異体質の事。手術が困難なためB.Jにお呼びがかかり、戦場から遠い日本にまで患者は運ばれた。)

 第2巻・第15話『ダーティ・ジャック』
http://file.jacktar.blog.shinobi.jp/9b70f022.jpg
 (B.Jの車とともにトンネルの落盤事故で閉じ込められたバスには幼稚園一行が。園児思いの幼稚園の先生役)

 第5巻・第49話『二つの愛』
http://file.jacktar.blog.shinobi.jp/f1f6f947.jpg
 (若いが腕の立つ寿司職人のタクやんは、故郷の老いた母親に自分の握った寿司を食べさせる直前に、交通事故で両腕を失う。タクやんを引いたトラック運転手の妻の役。トラック運転手の有馬明はなんと海賊ブラッド。前世では結ばれなかった(?)律子ことサファイアとは相思相愛の夫婦!「律子」の胸元の「リボン」に注目。やはりこの二人はブラッドとサファイアだ)

 第8巻・第72話『サギ師志願』
http://file.jacktar.blog.shinobi.jp/fe65e905.jpg
 (貧しい労働者の妻で「写楽」の母親。ツギハギのあるボロ服を着ています(笑)。「ダンナ」である丸首ブーンとのやり取りが夫婦漫才みたいで楽しい。貧乏人には冷たい医療制度と高額の治療費をふんだくる「悪徳医師」の自分の姿が重なって見えたのか、ここではB.J先生、悪役に徹して治療費を一文も取らずに逃げ出します。粋でカッコイイ)

 第10巻・第94話『U-18は知っていた』
http://file.jacktar.blog.shinobi.jp/1f350be0.jpg
 (一台のスーパーコンピュータによって全てが管理された病院の患者の一人。スーパーコンピュータ「U-18」は、自分の「病気」の「治療」を生みの親であるワットマン博士や技師たちにではなく、医師であるB.Jに依頼するが・・・)

 第16巻・第211話『ある女の場合』
http://file.jacktar.blog.shinobi.jp/57d36544.jpg
 (出世欲に取り付かれ金持ちの男と結婚したクラブホステス。酒で身を持ち崩した上に一文無しに落ちぶれ、肝硬変を患って倒れたところを行きがかり上B.Jが手術する。のちに違う相手と結婚し再び富裕な生活に戻った時にB.Jと出会うが、手術料は「ラーメン一杯でいい」と言うB.Jは決して高額の手術料を受け取らない。三度目に出会った時には二人目の夫も破産して自殺しており、女もまた無一文に。だが女はラーメン一杯分のお金だけは大事に取っておいたのだった)

 実に様々な役を演じてますな、サファイアは。対極的な役柄も。しかもカワイイ。または色っぽい。
 だが、いずれの「役」も色んな意味で「女性的」である。レイピア振り回して悪党の男どもを蹴散らす勇敢な男装の美剣士、マンガ史上最初の美少女戦士、元祖「ボクっ娘」だった片鱗など微塵にも見当たらない。
 (元祖「ボクっ娘」は『三つ目がとおる』の和登サンだ、という説がある。男装していない自然な女の子キャラ、というのならその通りか)
 また実際、原作のサファイアは(少なくとも)男の目からはどう見ても女の子である。仕草、表情が。
 つまり手塚本人は性同一障害の問題ではなく、成長期の少女の性的アイデンティティや社会的ジェンダー、および女性の自立と解放について、男として育てられた少女の数奇な運命を通して語りたかったのだろう。
 手塚にとっては他の人よりさらに激しく、男尊女卑主義は悪なのである。第二次世界大戦での敗戦と進駐軍の若い兵士(手塚と同年代か)に受けた理由の無い暴行が、男性原理への疑問へとつながったともいう。

 よく知らないんだが、すごいインテリらしいね、田亀源五郎先生は。 ←「ゲイ」マンガ家の田亀源五郎先生の描いたサファイア。
 (右端は「亜麻色の髪の乙女」に扮したサファイア。右から二人目はサファイアを助けて大活躍する悪魔の娘ヘケートか)
 花森ぴんくの「詐ファ嫌」なんかより格段に上手く、また「一見」サファイアらしいのだが、正直このサファイアでは私は萌えない。
 ・・・目付きが「男」なんですよ。このサファイアはおそらく性同一障害のバイセクシャルなのであろう。女性にもサファイアの目を男のように描く人がいる。
 (男女の表情の最大の違いは「目付き」である。女には男のような「強い目の光」は無い。昨今多くのマンガやアニメ、ゲームの男性キャラが「女体化」され「愛好」されているが、一番大きな変化は肉体ではなく表情にある)
 しかしこれはこれである意味サファイアらしい、現代的な解釈ではあるが興味深いアプローチかとも思う。
 手塚治虫自身、多くの作品で中性的なキャラを登場させ、「性」とは何か、と問い続けてきた。
 何よりもまず『リボンの騎士』原作(1960年代)にも既に、男装の少女剣士であるサファイアを男と思い込んで懸想するフリーベという剣の達人の女丈夫が登場する。(しかもこの時点では「男の心」はジェラルミン大公の息子に与えられている。つまりフリーベは男装の少女でしかないサファイアに恋をするのだ。ガチ、ビアンのタチっぽいキャラなんですよフリーベは。手塚治虫・・・恐ろしい子!)
 問題は田亀先生に「男装の少女」でしかなくなったサファイアが描けるか、という事だが・・・。

 やっぱ触ったところから腐りだすんだろうか、このサファイアも・・・。  ←『やわらか戦車』、そして『やわらかアトム』のFlash作家であるラレコ先生の、ずばり『やわらかサファイア』(笑
 しかしこれだけ変わり果てても、一目でサファイアとわかるところはさすがである。
 原作と作家への敬意と愛があれば、こういうキチンとした仕事ができるのだ。
http://openpost.jp/pages/voice
 (↑吉崎観音先生のメルモも紹介されている。この先生の描く美少女は表情が生き生きしてていいね。表情豊かな手塚キャラは、昆虫みたいな「お人形」顔しか描けない萌え系の作家では荷が重いのではなかろうか)



 昔つきあってた女の子にどことなく似ています・・・「男顔」の女の子って大抵は美人じゃないか? ←どさくさまぎれに、オレ版サファイア(笑)。古い絵なのは、今あらためて描くと「作為」が混じってしまう恐れがあるからです。手抜きぢゃないよ。
 (身体つきがおかしいとか言うな!アングルとかもっとすごいデフォルメしとるわ。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB
 手塚先生自身、結構おかしな身体に描いてるんですよサファイアを。ちょうちん袖ってそれだけ描くのが難しいんですよ。首も長いですかそうですか)
(追記*09年8月5日 気になるのでまた修正してみました。http://file.jacktar.blog.shinobi.jp/006_090805_blog.png )
 念頭に「男の心」をも併せ持つ、というイメージがしがみついていたせいか、原作よりずっと「男顔」になってしまった。でも目付きは女性のものだと思うぞ?
 ある人に「どっちつかずの表情」と言われたが、そもそもサファイア自身が(本人も望んではいないが)どっちつかずのキャラである。ともっともらしい言いわけもしてみる。
 

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