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薔薇乙女。 今更ながら、初めて本気でアニメ『ローゼンメイデン』を観ています。
 麻生さんが「いいっ!」って言うもんでwww
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3
 2日で1クール12話という強行軍である。意外に面白かったのですよ。
 ただ私が20代くらいの年齢だと、途中で投げ出していたかも知れぬ。
 どう転んでも私には一見「過剰装飾」な度を越した少女趣味ばかり目に付いただろうから。
 歳を取るのも悪くないな。人間、丸くならないと食わず嫌いは治らないようだ。
 まだアニメ第一期までしか観ていないけど、あの「閉じた世界」に、本当の意味での心の成長は有り得るのか、第二期以降が興味深い。
 
 少年は「男」に、少女は「女」になるために成長する。
 だから子ども、若い者の成長物語には、行くべき道を指し示す大人が主人公の前に立つ。
 碇シンジには加持リョウジが、レントンにはビームス夫妻そしてホランドとタルホが導き手の大人であった。
 だが『ローゼンメイデン』の桜田ジュンには、導き手となる大人がいない。
 両親は仕事の都合で海外におり、姉である桜田のりも母親というには頼りない。(「ドール」たちに対する感情からしても、そのメンタル面は高校生にしては幼いようだ)
 またヒロインである真紅(人形師ローゼンが作った第5「ドール」)を始め、「ドール」たちの究極の目的は、創造者である「お父様」こと人形師ローゼンと再びめぐり会う事であり、「大人の女」として成長する事ではない。
 物語の大部分は桜田家と登場人物の「夢」の中が舞台であり、「子どもたち」以外、導き手となる大人は登場しない。
 ・・・「閉じた世界」なのだ。

 強い挫折感から引きこもり生活に入ったジュンは、成長を阻害された事で「敗者」となり、完璧な乙女=完全なる人形となる事にしか生きる事の意義を見つけられない「ドール」は、姿を損なう事で「ジャンク」(ガラクタ)と成り果てるのを極端に恐れる。
 いくら真紅がジュンを教え導こうとも、人形である彼女の行為にはどこか皮肉めいたものがある。
 いやそうではない。真紅はジュンを、「白馬の王子様」あるいは「優しいお父様」として育てているのだ。(ジュンは裁縫が上手い)
 人間の男は清潔な白馬の王子様というだけではない。獣のような強姦魔ともなり得る生き物である。だが少女には野蛮なオスは唾棄すべき存在でしかない。
 (真紅の声を当てているのは技巧派とされる沢城みゆき。いたいけな子どもから成熟した大人まで演じ分ける演技力の持ち主だが、幼い少女の姿をした真紅の声と言葉、そして顔つきは、容姿に反して大人の女のそれである)
 アニメ第一期最終話でジュンは、愛する真紅を我が身を挺してまで守るほどに成長してみせるが、いくら彼が男として成長しても、守る相手は「お人形」なのだ。・・・何か虚しくないか、男として?
 私が原作者なら、最終話で「ドール」たちを「努力した成果」として人間の女にしてしまうだろう。ギリシャ神話のピグマリオンの妻、ガラテアのように。
 だが、あれだけ美しくて魅力的な「ドール」としての自分の姿を捨ててまで、人間になりたいと願う「ドール」がいるだろうか?それほどに「ドール」たちは魅力的に描かれているのだ。
 私自身には「お人形」の趣味は無い。いくら精巧に美しく作られていても、あくまでそれは「お人形」でしかなく、人間の女の魅力にはまず勝てないと思う。
 だがそれらの人形に意志があるとしたら?
 成長を拒絶した者には、完璧な人形の美の前では(動き、話し、意志を持つ!)、大人の魅力は全く通用しないだろう。

 バトーと、よき仲間である「自律型多脚戦車」タチコマ。声が少年のようでカワイイ。 ある論者が指摘していた。
 『攻殻機動隊』、公安9課の行動隊長である草薙素子は、均整の取れた美女の姿をした義体の持ち主である。
 だがよき相棒であるバトーの姿はごつい体躯の巨漢であり、お世辞にも美男子とは言えない。
 自由に好きな姿を選べるサイボーグ(草薙素子は子供の頃に航空機事故により生身の身体を失っている)ならば、バトーも美形の姿を選べたはずだが、彼はそうしていない。
 女性には永遠に変わらぬ美を持つ「お人形」への変身願望があるのかも知れない。
 この一点で「ドール」と「義体」は重なり合う。
 だが素子の姿は肉体的に成熟した女性のものであり、素子の自我は確立された大人の人格にしか持ち得ない。
 また過去、素子の義体は年齢を経るごとに「成長」している。年齢に合わせて「リサイズ」、つまり、サイズを大きくしているのだ。

  美しい大人の女としての成長を拒み(「ドール」たちの念頭には「成長」「成熟」という概念は皆無である)、限られた閉じた世界での(引きこもりの少年と姉が住む家、そして「夢」の中)、「お人形」としての完璧な美しさのみを求め続ける戦い。
 これは果たして、真紅が言う「本当に生きている」事になるのだろうか?

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