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 お盆ですね。
 『らき☆すた』のアニメで以前から気になってたエピソードがある。第22話『ここにある彼方』だ。
 泉家の人々。父・そうじろう、母・かなた、そして赤ん坊のこなた。私はこういう絵に弱い。




http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20070905/1188915046
(「らきすた」22話で、泣いてもいいんだよね。『たまごまごごはん』2007年9月5日)
http://d.hatena.ne.jp/Triple3/20070903/p1
(『Triple3のつれづれ』2007-09-03 アニメ感想)
 (私は世間からかなり遅れて『らき☆すた』を見たのである。放映終了1年数ヵ月後くらいかな)
 京アニという会社が発明した「日常空間・日常時間の描写」という、従来ありそうでなかった、実は画期的なスタイルによって、特に大袈裟に盛り上げるでもなく、淡々と故人の死に付いて語られる。旧態依然の古臭いセンスの監督ならば、手垢の付いた手法で陳腐な「大感動篇」にしてしまうところだろう。
 (京アニ独特の「日常空間・日常時間」。既に『涼宮ハルヒの憂鬱』第1話にあったヴィデオカメラ越しの映像の描写からそうである。こういう表現はそれ以前にはあまり無かったのではないか。ガイナックス作品も第1話または導入部で平凡で何の変化も無い「日常空間・日常時間」の描写から始める事が多いが、これはすぐに始まる「非日常」を際立たせるためのオードブル、アペリティフである)
 京アニの『らき☆すた』という作品は日常的な、ごく普通の父と子の会話として、半ば突き放すかのように、さらりと描写してしまう。
 この、ある意味・ある程度「ハードボイルド」な表現が、ありきたりな「お涙頂戴」を遠ざけてむしろ視聴者の想像力と感性を刺激し、じわじわと感動が染み渡る。
 (ハードボイルドとは本来は感情移入の少ない、または全く無い、簡潔で冷徹な乾いた文体・内容の小説形態・文学を指す言葉。実はヘミングウェイが発明。『老人と海』が最も取っ付きやすいか)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4
 実に巧い一篇だと思う。

 が、私は少し意地の悪い人間であり、一つの疑念が引っかかって頭から離れない。
 こなたの母・かなたがもし早世する事無く、今も健在であったら、かなりグラフィック上ややこしい事になったのではないか、という事だ。
 もう少し突っ込んだ事を言うと、「ロリキャラ」だったかなたが中年女性になった姿をいかに表現できるか、さらに突っ込むと、(ロリコンやペドフィリアからすれば老化・劣化でしかない)大人の女となった(何しろ、子供を産んでいるのだ)かなたを、こなたの父・そうじろうは果たして愛し続けられるか、という事が気になったのである。
 (母親のかなたと娘のこなたは、細かい相違点を除いてかなりよく似た容姿をしている)
 一瞬垣間見せた深い愛、真摯な想い。良い顔してるぞ、そうじろうさん そうじろうが何気ない会話の中で一瞬だけ見せる真摯な目つきを見れば、彼がかなたの外見のみならず、内面、その人間性・本質から愛している(過去形ではない)のはわかるのだが、いかんせん外見がロリキャラすぎる。(身長143センチって小学生並みだろ。胸のサイズは「極小」だそうな)
 もう少し、そうじろうとかなたの「愛」について、詳しく触れるエピソードが先にあってもよかったのではないか、その方が私のような底意地悪い観測も防げたのではないか、そうも思うのである。
 つまり、実の娘から「オタクでロリコンのエロ親父」と言われるそうじろうは幼馴染とはいえ、かなたの容姿に惹かれて交際を始めた可能性が大であり、二人の間で真実の愛が育まれた経過をもっとじっくり表現してくれないと、そうじろうの「本当の想い」が今一つ伝わらないような気がする。だからわざわざ「良いところも悪いところもひっくるめて愛している」という、いささかわざとらしいセリフが必要になるのだ。
 (かなたの声を当てている島本須美さんはクラリスや『小公女セーラ』のヒロインなど、いかにもな美少女を演じる一方、『めぞん一刻』の音無響子など「大人の女」も演じている。それどころか「母親」の役も多いのである。外見がロリキャラの母親であるかなたには最高の適任かと)
 私は原作を読んでおらず、かなたについては原作でもあまり触れられていないのかも知れない。
 ただでさえベタな表現を避ける傾向の京アニも、わざわざアニメのオリジナルエピソードを作りたくなかったのかも知れないが、アニメ化であれだけ遊んだのだから、そうじろうの人物像に付いてもう少し配慮があるべきだった、その程度の余裕はあった、と思う。
 もったいない気がするのだ、そうじろうという「お父さん」キャラが。

 まぁ、そういう点を除けば、とても良いエピソードではあった。
 娘のこなたによると父そうじろうは「オタクでロリコンのエロ親父」だそうだが、ゲームを介して仲が良い、という親子ってなんかいいよね。(ゲームの内容にやや難があるが) 
 最近は「オタク親子」というのが実際に増えているそうであり、アニメージュを親子で回し読みする父親と子供もいるそうである(このお父さんは大学で物理学を教えているそうな)。 
 パッと見『らき☆すた』は萌えアニメ以外の何物でもないが、泉家の親子は実は非常に一般的でリアルな親子なのだろう。この点も京アニらしいところか。
 よく考えると、そうじろうは再婚もせずに男手一つで娘を(あんなキャラだけど)育て上げたのである。中々できる事じゃないぞ。
 立派な父親ではないか。

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無題
知人にも3代に渡ってオタ親子化しそうなのがいますがw(息子は満1歳ですが、くぎゅボイス聞くと喜々としてモニターに寄って来るそうな)

確か原作ではかがみたちが初めてこなたのお母さんの写真を見たときに、「何故2人が結婚できたのか」という話になり「かなたが振り向いてくれないから(その代償行為として)こんなオタクになったんだ」と脅したという話が笑い話的に描かれていました。
22話も基本的には原作エピソードに沿った展開でしたが、友人は「グッときた瞬間にスカされた~」といっていましたが、「あえてさらっと流すからこそ印象に残る」という手法が京アニ的に巧いというのは自分も思っていた所で。

まぁ普段の言動から誤解されがちですが、そうじろう氏は普段から普通にいい父親してると思いますよ。
☆川 月海 2009/08/12(Wed)11:16:12 編集
 そろそろ「萌え」を乗り越えないと「萌え」は滅びるかと。
 私がロリコンとかペドファイルに厳しいのは、彼らが異性の人格ではなく、その肉体のみを愛しているのではないか、と疑うからであります。
 子供は当然大人と違って人格も未発達であり、大人に対してはどうしても受動的になりがちです。つまり「お人形」なのですよ。
 真性のロリコンいわゆるペドファイルですが、「人形愛好症」とでも言うべき独特の嗜好を(思考を)持った連中が多いです。一個の人格、一人の人間を愛せない、人形もしくは人形みたいな女性しか愛せない、異常な性格です。
 大人の女性は当然ながら自我・自意識を持ち、相手の言いなりにはなりません。奴隷的服従などしないのです。
 言いなりにはなっても、多かれ少なかれ必ず批判的な態度を取ります。これがペドファイルには気に入らない。だからまずヴィジュアル的にも第二次性徴期以前の、性的成熟が見られない幼児体型の「女性」しか愛せないわけですね。
 (SM「プレイ」の「調教」は、相手が自我・自意識を持つ事が前提であり、従って子供相手には成り立ちません)
 大人の男(本当に一人前の男が疑問ですが)と子供(必ずしも少女とは限らない。そもそも二次性徴期以前の性的に未分化な肉体に性別など意味があるのか?ロリコンはホモっ気がある、とも言いますね)では、対等の人格同士の「恋愛」は成立せず、どうしても一方的な「性的搾取」になってしまいます。私は搾取が大嫌いなのですよ(笑
 (釜やん氏は本当はただの女性恐怖症であり、ペドファイルではないように思います。『アニマル・ファーム』の案内役の「少女」の顔つきと言動は、どう見ても成熟した大人の女のものですから)
 日本人男性にはロリコンが多いですが、女性に貞操観念(処女性)を求め、それを記号化したのが「萌え」なのではないでしょうか。
 だから真性ではない多数派であるロリコン男性については、私はあまり気にならないのですよ。
 (「逸脱するのは二次元だけ」なのですから)
 そもそも私にしたところでセーラー服着た女の子をよく描きますし(笑
 あれはつまり、記号なんですよ。
 (ウチのオリキャラの新稲は担任教師と恋に落ちますが、大人の女として向き合おうとします。「先生」にしても相手に自我を見出しだからこそ愛してしまった、というわけです)
 まぁ、アニメやゲームにしてもキャラの制服姿がやたら目立つのも、同様の理由からかと。
 ゲームやアニメのキャラのグラフィックだと、制服着ないと年齢不詳になりがちですからね。
 (貞本キャラのミサトが綾波やアスカと同じ制服着て突っ立ってる絵があるとします。予備知識が無い人は全員を学生と思うでしょうね。『らき☆すた』のキャラたちは制服が無いと小学生にさえ見られかねません。現にこなたは小学生から成長止まってるし。美水かがみもロリコンらしい)
 ちなみにそうじろうとかなたの身長差は何と38センチ!意外に大男なんですよ、そうじろうパパ。181センチありますからね。
 176センチの私から見てもかなたの身長は小学生くらいにしか見えません。デート中の二人はひょっとして親子連れに見えたかも(笑
 
 何とも将来が楽しみなお子さんで(笑
 でも幼児って甲高い声に反応しがちですけどね、NHK教育の「歌のお姉さん」なんか代々みんな頭のてっぺんから声出てるし(笑
 釘宮声は初めの頃「金属的」に感じられて私には耳障りで仕方が無かったのですが(『りぜるまいん』あたりですね)、ハガレンのアルの声ぐらいから高さの調節に慣れてきたのでしょうか。(世間もあの頃に「おや?」と思ったようです)
 最近はナギお嬢様だろうが神楽だろうが普通に聴けますよ。
 一時期、盛んにメディアが叫んでいたのが「家族の断絶」もしくは「家族の消滅」でした。
 泉家の親子は、そういう風潮には全然無縁なようです。こういう家庭が増えつつあるのは実際とてもいい事ではないでしょうか。こういう親子だから、小早川さんちも安心してゆーちゃんを預けられたのでしょう。(まぁ問題家庭など全く出てこない作品ですけどね)
 ここ数年はオタク文化による「家族の復権」が見られ始めました。これは大変好ましいですよ。
 2期があってもおそらくはあまり語られる事もないでしょうが、泉家の父と娘は、今までにも二人肩寄せ合って懸命に生きてきた事だと思います。見えないところで意外にしっかりしている親子ではないでしょうか。
 ・・・まぁ揃っていい加減グダグダなキャラですから、二人はあれ以上おかしくならないでしょう(笑

 京アニはギャルゲのアニメ化から自社作品を売り出した会社ですが、一躍人気を得た「ハルヒ」とそれに続く『らき☆すた』では、私には萌えの体裁を借りて何か別のものを作り出そうとしているようにも見えます。
 『らき☆すた』にコスプレ喫茶(こなたのバイト先)の話がありますが、こなたがハルヒのモノマネ(笑)をする場面がありますね。
 笑いながら思ったんですが、ハルヒもこなたも声が「萌え声」ではないんじゃないか。
 やや緊張を含んだきつくて冷たい感じのハルヒの声は少女というより「聡明で活発な若い女性」のものですし、逆にこなたの声はのたのたしてて「ゆるキャラ」向きの声かと(平野綾って巧い声優だなぁ)。
 陳腐化してもう半ば腐りかけて飽きられつつある「萌え」を、いい意味で根本から壊したいのではないでしょうか。(「ハルヒ」ファンって非萌えの一般人も多くないですか?)
 j.k URL 2009/08/13(Thu)03:59:56 編集
無題
平野綾も中1から声優やってますからねぇ

20歳過ぎで芸歴はとっくに中堅クラス以上ですよ
☆川 月海 2009/08/13(Thu)20:04:27 編集
 まぁ平野綾も初めの頃から年齢不詳の役をやってますね。
 ・・・そしてそのまま井上喜久子化するのですね(笑
 私が井上さんの存在を知ったのは『グランディア』のリエーテ役で、既にこの時点で未来を暗示するかのような、永遠に歳を取らない不思議なキャラでした(笑
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2
 最近は大草麻菜実(女子高生。しかし同時に人妻)の役なんか演じてますが、ちょっと聴くだけではCVが誰かわからないんですよ。これは「年の功」のおかげでかえって芸の幅が拡がった、という事でしょうか。
http://wiki.kumetan.net/index.php?%E5%A4%A7%E8%8D%89%E9%BA%BB%E8%8F%9C%E5%AE%9F
 おそらくは原作者(久米田康治)が原作で時々ネタとして取り上げていた縁のような気がします(「井上喜久子、17歳でーす!」)が、ベルダンディーや風見みずほのような母性キャラからずいぶん遠いところに来たものだ・・・と思ったんですけど、よく考えたら前者は母性キャラではあってものっけからの母親ではないんですよ。
 大草さんは名前付きで活躍し始めた頃からから(つまりアニメでは初登場時から)実の子ではないとはいえ母親だもんなぁ(笑
 調べたら平野綾、アンパンマンにも出演してるんですね。あの番組はヴェテランじゃないと出演できないような気がしますが、やはり芸歴のお陰でしょうか。
 j.k URL 2009/08/14(Fri)02:27:21 編集
思えば
初レギュラーが同じ作品だった、ゆーちゃん役の長谷川静香タンも平野綾と芸歴は同じなんだなぁ。
☆川 月海 2009/08/15(Sat)18:30:57 編集
 好みの声優さんは誰ですか?
 ついでに言うと長谷川静香の方が歳も1コ上です♪
 ゆーちゃんの声もいいけど、声質からすると『時かけ』の真琴みたいな元気な役も似合うかと思うんですよ。

 最近は声優さんも増えて把握するのが大変です。
 私はあまり萌え系アニメを見ないので(おそらく軽い女性恐怖症なのでしょう。女の子の群れがわらわら出てきただけでちょっと・・・)、その方面に特化した声優さんには詳しくないです。
 頭の中で声と顔がすぐ一致する女性の声優は井上麻里菜とか小林ゆう、ぐらいですかね。
 芸の幅が広い人で無いと中々名前を憶えませんねぇ。井上麻里菜や小林ゆうあたりは声質ゆえか何を演じても声そのものは同じなんですけど、実に色んな役を演じてますよ。
 (井上麻里菜=巨乳キャラ~貧乳キャラ、小林ゆう=ドMキャラ~ドSキャラ)
 個人的に好みの声の持ち主は喜多村英梨さんあたりですかねぇ(ただし最近の仕事は全くと言っていいほど私のレーダーに引っかかりませんが)。この人も芸の幅が極めて広いようですが。
 エウレカの名塚佳織さんも『ギャグマンガ日和』以降の汚れっぷりが痛快でとても好感が持てますよ(笑 ・・・エウレカ、好きなんですけどね(はは、は

 ・・・最近自分が「ヲタ」としてはホントは薄いんじゃないか、そう思うようになりました。
 まぁヲタと言っても微妙に守備範囲が違ってきますが。
 ちなみに私は西叉葵とべっかんこうの絵の見分けが付かないんですが、ゼロ戦と隼、三式戦闘機「飛燕」とメッサーシュミットBf109とPー51はカラーリングが全部同じでも判別できます(ははは
 j.k URL 2009/08/15(Sat)22:05:24 編集
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