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 思うんだけど、才能があって思慮深く、聡明で感性が鋭い人ほど、何かを抱えてたり背負ってたりするみたいだ。
 少なくとも、私の知る限りではそうである。
 みんな大人で、知的で、分別もあるけど、その奥には少年や少女が隠れ住んでいるようだ。
 心に負った傷が、大人へと完全に成長するのを妨げているのかも知れない。
 が、その少年や少女が、想像力を拡げ創造へと駆り立てているのだ。

p-38Lightning.jpg ←この奇怪な形の飛行機のパイロットに、そのような一人がいる。
 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。
 いわずと知れた『星の王子様』の作者である。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%86%E3%82%B0%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%9A%E3%83%AA
 (ちなみにこの機、日本人には「ブーゲンヴィル島上空で山本五十六座乗機を撃墜した」事で知られる。ロッキードP-38ライトニング、別名「双胴の悪魔」という)
 ドイツから祖国フランスを救うため、志願して入隊し、偵察任務に就いていた。
 1944年7月31日、機は消息を絶つ。無理の利かない不自由な身体をだまして飛行を続けていたという。

lepetitprince.jpg 鉄の意志と行動力を持つ能動の人サン=テグジュペリは、『夜間飛行』『戦う操縦士』などの作品も書いているが、なんといっても『星の王子様』の作者として有名である。
 主人公のパイロットが不時着した砂漠のように、乾いていて、冷たくて、どこか物悲しく、どこか奇妙な、しかし愛らしくて美しい、そして深い物語。
 あの絵本を書いたのは、戦場の空を飛ぶ偵察機パイロットでもあった男だった。
 彼の心にも、間違いなく少年が住んでいたのだろう。
 

 昔、ある女性を知っていた。
 建築物の設計を職業としている。
 大人っぽい風貌で、深くて広範な知識と高い知性の持ち主である。
 その女性の部屋は黄色い。黄色いものがたくさんあるから。
 Pika_chu.jpgピカチュウの大ファンなのである。天気のいい休日は、虫干しのピカチュウでベランダがさながら菜の花畑と化すそうだ。
 自我と社会との相克に苦しんでいた彼女は今、幸せだろうか。
 

 物を作る皆さん、あなたがたはその創造する力、鋭さゆえに傷つきやすい。
 生きる事は辛い事。生きているだけで不運と不幸は付いて回る。
 だがその心を捨てないで欲しい。
 少年少女を見放さないで欲しい。
 それは宝なのだから。
 あなたがたのおかげで、世の中は豊かだ。
 私も、生きていける。

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無題
こんばんは。
『星の王子様』、切なくて美しい、いいお話ですよね。
サン・テクジュペリが亡くなった時、フランスの新聞は
「彼は自分の星に帰った。」と書いたそうです。
それがとても印象に残っています。
usaki 2008/01/28(Mon)04:59:13 編集
 そういえばカムパネルラも・・・。
 こんばんは。
 数年前にマルセイユ沖の海底にあった残骸が、機体番号と遺留品(妻の名を刻んだ銀のブレスレット)から、彼の乗機であると確認されたそうです。
 従来は哨戒中のドイツ空軍機(フォッケウルフFw190)に撃墜された、という説が有力でしたが、残骸にそのような痕跡は無く、依然としてその死は謎に包まれています。
 44歳。若すぎる死でありました。
 (前線を飛ぶパイロットとしては「老兵」です。それだけあの戦争は苛烈であった、という事でしょう)

 宮沢賢治にも言える事ですが、彼らの優しさは厳しさの向こうから滲み出たものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%B2%A2%E8%B3%A2%E6%B2%BB
 自らを犠牲にして戦う人の優しさです。
 一人は志願した偵察機パイロット(技術的には未熟で、実は着陸事故を起こしてからのち、飛行を禁じられていた)、一人は貧しい農民の生活向上のため粉骨砕身した農業技師。(貧しく、粗食であった。過酷な生活が生命を削ったのかも知れない。享年37歳)
 その透徹した視線は、人間の弱さ・醜さまで見通していますが、それゆえに優しさがあるのでしょう。
 (『夜間飛行』。事故が多発し存続が危ぶまれる郵便飛行事業の未来のため、従業員の目先の幸せ、そして自分自身の幸福を犠牲にして、厳しい指導に徹する支配人。彼は多くの人から非難され孤独に耐えねばなりませんが、その自己犠牲によって、郵便飛行事業は信頼を獲得します)







j.k 2008/01/28(Mon)23:39:11 編集
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