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 pixivとか、イラストSNSで猖獗を極めちゃってるのがトレパクとか無断転載ですけど、二次創作からして実は法的にかなり黒っぽいグレー、というか厳密には真っ黒だと言う事実は誰でも知ってるかと思う。
 でもやはりそのあたり、実際にはどうなのか気になったので詳しい人(だと思う)数人に意見を伺ってみました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question
_detail/q1134219561


 二次創作でも一応は著作権がある、というのが皆さんの一致した見解のようですな。法律と言うのは状況と解釈の違いで判決が変わる場合も往々にしてあるから、これが絶対です!とは言い切れないけど。
 こちらはwikipedia↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E5%89%B5%E4%BD%9C%E7%89%A9

 たとえ元ネタに対して許諾の下りていない二次創作や、ずばり盗作であっても、「創作」と名が付けば一応は著作権(複製権・翻案権・同一性保持権)があるもの、と考えるべきだそうな。
 泥棒が盗んだものを他の泥棒にまた盗まれたとしても、盗難届けを出す事自体は出来るのと同じ理屈か。
 ただ「自分の所有物が盗まれました!」と届けた物品もその実「盗品」である事が発覚した場合(つまり2度盗まれたわけだ)、届出を出した泥棒も手が後ろに回るのは言うまでもない。そういう事態に陥った場合、それこそ「盗人猛々しい」と世間の物笑いになるのだが。
 
 二次創作でも違法性が疑われるものには、以下の四つのものが考えられる。

1.著作物そのままを用いた作品(複製権の侵害)
2.著作物を改変しているが創作性が認められない作品(複製権+同一性保持権の侵害)
3.著作物を改変しており創作性が認められる作品(翻案権+同一性保持権の侵害)
4.著作物を改変し創作性が認められ、原作の本質的特徴を失っている作品(別個の著作物とみなされるため合法)

 wikipediaの記事によると、pixivなどのイラストSNSには、他人の作品を自分の作品と騙って発表する不正行為(大抵は無許可である)つまり無断転載も少なくないが、これは1.の「複製権の侵害」に当たる。
 コミケなどでかなりの割合・量が流通しているエロ同人誌などは大半がアニメやゲームの既存のキャラを題材にしたものであり、これは2(複製権+同一性保持権の侵害)または3(翻案権+同一性保持権の侵害)に当たるとされているが、どちらに転んでも著作権法に触れている点には変わりが無い。
 要するに、誰かが先に作り出したものを権利者の許可が無いまま使う場合、全くいじらないで(無断転載または内容そのもの、つまり登場人物から構図や彩色までトレスする100%完全なトレパクなど)そのまま使えば複製権に、二次創作作者なりの作風に変えてはいても元ネタの模倣である場合は、この場合デザインなどが「改変」されているので、複製権に加えて同一性保持権も侵害したとされるのである。
 原作者(権利者)の創造した世界観や登場人物を丸ごと流用し、意図が明確な二次創作作者独自の改変(オリジナルの登場人物やストーリーなど)がある場合は「創作性」があるとし、こちらは翻案権と同一性保持権の侵害に該当する。(このブログの先の記事にあるメアリー・スーもこれに当たる。原作のイメージを損ね権利者に不利益をもたらす恐れがあり、訴えられればアウトになる可能性が高い)
H・P・ラヴクラフト。ファンたちが自分の作品の二次創作を書く事をむしろ歓迎した人。ZUNの先駆者。 ラヴクラフトのファンたちが創作した一連のクトゥルフ神話作品などは周知のとおり法的には全く問題が無く、ファンと作家との交流には心温まるものさえ感じられる。だが、それらの「派生的作品」が原作者に無許可で発表された場合は、間違いなく翻案権と同一性保持権の侵害とされる。
 (ロバート・ブロックが書いた『星から訪れたもの』という短編小説にはラヴクラフトをモデルにしたとされる小説家が登場し、惨たらしく殺されてしまう。これは事前にラヴクラフトに許可を求めており、ラヴクラフトも「神話作品」の登場人物との連名での「許可書」を与えている。元ネタ作者からしてノリノリなのだ。これについては他のファンから「ラヴクラフト先生もブロックを殺しては?」という提案があり、これに応えたのが『闇をさまようもの』という作品である。登場するブレイクという小説家はブロックのもじりであるが、ウィリアム・ブレイクの逆立ちしたパロディかも知れない。ロバート・ブロックはユダヤ人であり、このやり取りからもラヴクラフトの人種主義が結構「いい加減」なものであった事がわかる)
 ちょっとよく理解できないのが「キャラクターは抽象的な「アイディア」であり著作物そのものではないため、複製権の侵害にあたらないという解釈がある」という件。創作作品ではない「特許」などもそのものは著作物では無いんですがね。図像や文章にすればOKというのなら、そもそもキャラクターはまず図像なんですが?
 (ちなみに著作権はその作品が世間に発表された瞬間に発生する。幼稚園児の落書きにも発生する)
 知的所有権というのはよくわからない部分があるな。とにかく脳内にあるキャラデザインなどのアイディアは他人の目に見える形・確認できる形式にしておけ、という事だ。そうしておけばそのアイディアを知った他人が真似した場合に複製権あるいは翻案権の侵害に当たる、と指摘できる。

 イラストSNSそしてそれ以前に同人誌などで毎日のように発見され、膨大な数に上るトレパク。
 構図をトレスし、外見上の特徴である顔や服装などを改変した、やや巧妙な手口も多い。(トレスの元ネタを「ラレ」、パクった方を「パク」と呼び慣わすようだ) これだと「ラレ」作品を知らない人はそのまま騙されてしまう。
 こういう例は「翻案権と同一性保持権の侵害」に当てはまるのだろう。
 詳しくない人には「構図くらい真似してもいいだろ」という意見もあるだろうが(絵を描かない人に多いね)、「百聞は一見に如かず」、こちらを見て欲しい。↓
http://s7.artemisweb.jp/pktr/index.htm
(単発トレパク疑惑検証保管庫 R-18注意!
http://seiga.nicovideo.jp/search/tag/pixiv
(ニコニコ静画 タグ「pixiv」を含むお題)
http://www37.atwiki.jp/honi-honi/pages/90.html
(pixivウォッチスレAA保管庫@wiki - ヒナヒナ)
この人は10割打者だと言われている。トレパクではない絵を探す方が大変らしい・・・。 ←(その一部を抜粋)







 ↓こちらは同じ作家が不正行為をネット上(主に2ちゃんねるだが)で糾弾された以後に投稿したもの。トレパク無しの本来の画力で描かれた、とされる作品である。
http://www.pixiv.net/bookmark_illust_user.php?mode=s_tag&illust_id=7700736
(なぜ絵のURLを直接貼らないかというと、これにはわけがある。この絵をブックマークしたユーザーを幾つか適当に調べてみて欲しい。かなりの割合でごく最近に登録したユーザーであり、しかもIDナンバーが近い数字のものが多いのだ。その上この絵一枚しかブックマークしていない者が多い、という状況から導き出される推論は・・・?恥の上塗り、反省の色が見られない。そこまでしてランクインしたいものなのか・・・。ホント、運営は仕事しないな。それとも故意か。だとすれば自殺行為である。轟そらや東京幻想の例で全然学習していない)
 上に挙げたヒナヒナという作家は、同人誌でも同様の行為を働いており、既に利潤が発生している。
 たとえ印刷その他の諸経費を利益から差し引いた純利益がゼロあるいは赤字であっても、原作の印象を損ねた場合などは権利者に不利益となる危惧もあり、これも十分に起訴の理由となり得る。
 版権もの、二次創作の同人誌など今時珍しくも無いが、ヒナヒナ作品では「二次創作の元ネタとは無関係な別の作家の翻案権と同一性保持権の侵害」という、別の点でも問題が発生している。
 二次創作の場合、権利者が許可または好意的黙認をしているケースも多いが、ヒナヒナの場合は当然トレパク元の作家に対する許可も同時に必要となってくる。どうもこの点が怪しいらしく、ラレを指摘された作家の作品についての謝罪も行われているらしいのだが、発言と行動に矛盾が見られるようだ。(すぐに活動再開したばかりか、新作に複数アカウントによる自演疑惑があるってどんだけですか。上辺だけの謝罪で反省と誠意が見えないよ)
 ヒナヒナの絵の元ネタの一つである東方シリーズなどは作者のZUN氏が許可しているので、二次創作は法的に(一応は)問題ない。(二次創作に宣伝効果を認める権利者も多いのだ)
 だが権利者の許諾の無い二次創作で、その上更にトレパクがあれば(改変の無い完全トレパクなら複製権の侵害)、厳密にはこれは二重に著作権法違反である。

 著作権法違反は親告罪であり、権利者の申し立てが無い限り違法とはされない。権利者やファンまたは「第三者」の不利益になるような作品でも、権利者がOKを出していれば罪には問われないのである。
 (お気に入りのキャラがレイプされている絵があっても、原作者が起訴しない限りは罪にならない。現実の強姦罪と同じ、というわけですよ萌えヲタの皆さん。あぁ、萌えヲタ的にもOKか)
 だが権利者が本気を出した場合、大変な事態になる事も確かなのだ。
 もう何年も前の事件だが、『ポケモン同人作家逮捕事件』という先例がある。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GGLL_jaJP352JP352&q=%e3%83%9d%e3%82%b1%e3%83%a2%e3%83%b3%e5%90%8c%e4%ba%ba%e4%bd%9c%e5%ae%b6%e9%80%ae%e6%8d%95%e4%ba%8b%e4%bb%b6
(google検索 ポケモン同人作家逮捕事件)
http://my.reset.jp/~yuhto-ishikawa/fujoshi/pokemon.html
(腐女子妄想大解剖 『ポケモン同人作家逮捕事件がもたらしたもの』)
 小学館や任天堂は日本社会の慣習、社会通念という観点から見れば不合理かつ「大人気ない」企業かも知れないが、法的には全く間違った事をしていない。お客の層には心証を悪くしたかも知れないが行動は正しい。

 二次創作は多くの場合、権利者側の「好意的黙認」の上に成り立っている。
 二次創作作家たちは、自分が実は極めて不安定な立場にある事を、ゆめゆめ忘れてはならない。

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考察お疲れ様です。
最近の記事で、j,k様が幼稚なコメントへの対処について述べておられましたので、自分のコメントはちょっと幼稚かなと思ってしまい、自主的にコメントをさし控えさせていただいておりました。
が、今回はトレスネタとのことで考えることも多く、コメントさせていただくことにしました。


実は、自分もトレスを行われた(された)経験があります。
対象の絵は一応二次創作でしたが、pixivでタグ検索しても4,5件ひっかかるのがやっとというような超マイナーなジャンルだったので、まさか私がというような感じでした。実際見向きもされないし、自分自身そう思っていたので本当に驚いてしまったと同時に、なぜか悲しくなってしまった(私がでなく相手に対して)のですが、難しいことにこの「パクられた」感覚というのは、当事者以外証明し難い部分もあります。
描いたほうには、これは自分が描いたものなのだと名状しがたい空気(雰囲気?)のようなもので、間違いなく理解できるというか「わかって」しまうのですが、赤の他人にそれを証明するのはとても難しいといいますか。
うまく説明できず、すいません。

このように、ネット上でのパクり、パクられ問題はパクり側の良心にゆだねられているので、開き直られてしまうと、パクられた側としては、よほどの労力を要さない限りどうする術もないのが難しいと思います。

後、最近ブログの運営において悩まれていたご様子でしたので、個人的な意見を述べさせていただきますと、自分としては絵をお描きになり、かつ文章で美術史的な観点も絡めた視点からその行為を説明できる方というのはかなり少数のように思います。
絵を描かれる方の正直な悩みというのがあまり散見できない中、自分、私自身うまく言語化できない、ネット上での問題や絵を描く上で行き詰まってしまう問題がうまくすくい上げられているのには、とても助かっております。
これからも、ご自分のペースで更新、考察のほうを頑張られて欲しいなと思っています。

長文コメントすいませんでした。
Tet1 URL 2009/12/21(Mon)21:08:02 編集
 Tet1さんは翻案権と同一性保持権を侵害されたわけですね。
 あぁ、すみません誤解されるような発言でしたね、うかつでした。申しわけないです。
 まぁラヴクラフトと江戸川乱歩ごときを同列に扱われるのが腹立たしかったのですが、他にも数々の無礼がありましたからね、「あの人」は。我慢の限界値を振り切っちゃったんですね。
 ただでさえ萌え系の「コンテンツ」にしか興味が無い人との付き合いってストレス溜まるんですよ。自分の器を大きくしようと無理しすぎました。
 「現場」の声でも、プロの萌え系作家は人間的に幼稚で、しかも変質者が多い、との事ですが、同様の情報を数多く耳にするにつれ自分の観測が正しかったのを確認する事となりました。だんだん付き合うのが嫌になってきていたんですよ。
 pixivのブクマでも萌え絵ばかりでしたよ彼は。正直な話、ゾッとしました。情けなくもなりました。
 ちなみにかなり早い時期にラヴクラフトを日本に紹介した一人が江戸川乱歩ですが、どこか勘違いがあるように思えます。乱歩はHPLを出歯亀趣味の小説家としてしか見ていなかったのではないか。中期から後期にかけてはむしろ途方も無い宇宙的・天文学的規模の非人格的な「開かれたイマジネーション」が顕著になってきますが(「コズミック・ホラー」たる所以ですね)、これは乱歩のジメジメした湿っぽい閉鎖的な世界とは正反対のものです。

 Tet1さんのように聡明なかたにほめられると、ちょっと面映いですが、それは私より遥かに技術的洞察に富んだ文章をお書きになる人が他にたくさん居られるからです。私よりたくさん描いている人たちですね。
 私は絵の方がさっぱりで、筆が進まない分、文章に逃げている(文章も「筆」って言いますけど)面があります。
 ただ、文章書きである程度創作家の立場に立てるのは、少しばかり強みかも知れません。
 少なくとも私は「トレス発見厨」が激怒する理由を単なる嫉妬だとは思いません。不正行為が横行し、単なる複製品が不当に高く評価されているから、真面目に努力している連中が怒るのです。楽すんな!って事ですよね。
 でも、こういう視点は創作家ならざる低俗な金の亡者には持ち得ないのでしょうね。「トレス発見厨よりもトレス擁護厨がなぁ~」(笑

 で、私と大喧嘩になった「あの人」が微妙な事を言ってましたよ。
 「あくまでデッサン的に正しいと主張するのなら、絵と同じポーズを取った写真を見せてみろ」。
 ・・・私にトレパクや模写をして描け、とでも言うのでしょうか(笑 一応似たようなポーズの写真はありますが、アングルがまったくの別物で四肢の動作も違います。同じなのは腰の捻りだけ。全年齢ブログに貼れないのが残念です(笑  デフォルメという言葉はSDキャラみたいなものしか意味しないとでも?実際に本当のデフォルメはデッサンが出来ていないと難しいのですが、どうも萌えの連中はそこのところがわかっていない。だからある程度デッサンを意識している人より上辺だけの「解剖学的精度」にうるさい。現実の人体を勉強せず基礎をすっ飛ばしていきなり歪んだキャラばかり描き始めたからそうなるんです。彼らの言うデッサンなんてポーズ人形のそれでしかないんですけどね。
 極論すれば、デフォルメのためにデッサンが重要なんです。
 私が時々取り上げるドミニク・アングルは大胆なデフォルメが当初受け入れられず苦労した人ですが、先週の『美の巨人たち』で扱われていたミケランジェロも意図的に解剖学的におかしな人体を彫刻していたそうです。
 いずれもデッサンの鬼なんですけどね。だから私も敢えて歪ませたりしますが、いきなり全否定されるとは思いませんでしたよ。・・・確かに「こいつをどう思う?」と聴いたのは私ですが、「すごく・・・(歪みが)大きいです」はナンボなんでも(笑

 おそらくはデッサンに自信が無い人に多いのでしょう、トレパクする人は。だから手っ取り早く上手い人をパクる。酷い人になると写真をトレスして顔だけ萌えタッチだったりします。首から下がリアルだから顔だけ浮いて見えるんですよ(笑
 (ヒナヒナさんは全て同じ顔・表情でした。いくら判子絵だとはいえ、顔くらいはただ貼り付けただけの同じものの使いまわしはやめて欲しいですね。あ、トレパクからしてダメですけど)
 私もトレスした経験はありますが、一応タグに明示してありますし、そもそも「描かれている人物が誰なのか明確にわかる」という点が重要でありました。また写真も貼り合わせてあり、つまりコラージュとトレスから成り立っているわけですが、これはパロディ作品ゆえにむしろ必要な要素かと思われます。
 具体的には、今年の正月に描いた年賀絵ですが、ビンラディンやダライ・ラマをトレスや模写以外で表現する必要性を感じなかったのですよ。(そういえば『はだしのゲン』と泉こなたもトレスだったか。くやしいのうくやしいのう)
 初心者またはそれに近い人なのでしょうけど、そういう人はソフトやペンタブを初めて手に入れたというだけで舞い上がりがちであり、トレスが簡単に出来る、というのも大きな感激だったのかも知れません。(フリーでもいいソフトが増えましたからね。私はフォトショップのテクスチャやフィルタの効果が面白くて、しかもそれが手軽にすごい効果が出せるので、サルのように弄り回していた時期があります。今思い返すと恥ずかしい・・・)
 トレスする事で簡単に自分にも絵が描ける!(実際には他人の絵を上からなぞっているだけですが)それで(何も知らない)世間がチヤホヤしてくれる!(元の絵をほめてるだけ)、といい気分になり、それが中毒になるのでしょう。
 あまりにも幼稚な感情ですが、経験値の無い初心者なんてこんなものでしょう。pixivで日々発見され続けるトレパク作家の多くが中高生~20代くらいの年齢層です。(たまに「てんてんさん」のような30代・教職、という人も居るようですが)
 パク元の絵がすばらしかったからこそトレスしたのでしょうが、それをさも完全自作として発表するという点で若干の悪意を感じさせますね。また明らかに商売としてトレパクをする人もいますから、こうなると若干どころか悪意しか感じません。
 「パクられてこそ初めて本物の作家」という見方があり、これはプロ作家にも渋々ながら認める人も少なくないようです。
 が、ラレがマイナー版権物またはオリジナル作品である場合、完成度に比して低く評価される場合が多く(何でこの人2ケタしか点が無いんだろう・・・と不思議に思う作家って意外に多いですよね)、パクった方が人気版権物として「翻案」(笑)しているとラレより格段に評価が高い、という笑えないケースもあるようです。最悪、ラレがパク扱いされる事態も・・・。
 また・・・この点が一番重要かと思いますが・・・パクる人は意図がどうであれ、ラレの人にある技術的蓄積とそれに必要とされた時間と手間ヒマに気づいていません。
 初めから上手い人など滅多に居らず、大抵の人は悩みながら技術とセンスを磨いてきたわけです。誰かにそっくりなスタイルで上手くなるのはさほど困難ではないでしょうが、作家性、自分なりの独自のスタイルの確立ともなると数年がかりの大仕事です。
 トレパクという行為は、まさにこの技術的蓄積を盗む、卑劣な犯罪行為なのですよ。
 『七人の侍』(GONZOのアニメも面白かった!)という映画は、丹精こめた作物を収穫期に野武士たちに根こそぎ略奪された農民たちがオイオイ泣き暮れる場面から始まりますが、トレパクはさしずめ、この野武士と同じです。違うのは発覚しなければ糾弾しようが無いという点ですか。腕に覚えがある食い詰め浪人よりガードマン(と特捜班?)が必要なんですよ。
 何にしろ、創作の技術もお米に劣らないくらい育てるのに時間と手間ヒマがかかると思います。
 お米は分解すると「八十八」という字になり、それくらい多くの過程を経てようやく結実すると言われてますが、創作に必要な時間と手間ヒマはそんな数では到底足りないでしょう。
 お米は1年で収穫できますが、創作は一生物ですから。
 「米の中には神が宿る」と言いますが、超絶技巧の絵も「神絵」と言ったりしますよね。
 神の名を騙るから、トレパク作家には世間も非難轟々なのですよ。
j.k 2009/12/22(Tue)01:17:06 編集
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