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 昨日9月20日夕刻、群馬県荒船山で発見された身元不明の遺体が、先週金曜日より失踪中であった『クレヨンしんちゃん』作者の臼井儀人さんである事が確認された。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090920
/dst0909202121014-n1.htm

 ご冥福をお祈りします。

 私は特に熱心なファンではなく、また、誰かの死をわざわざ嘆き悲しむ事によって(あるいは嘆き悲しんで見せて)自分の人情深さに陶酔したり(バカな連中から共感を得たり)して「楽しむ」ような「にわかファン」「似非ファン」でもない。たまにTVアニメを見ていた程度で、状況を冷静に見ている一人である。
 ましてやこの事件に乗じて何らかの旨い汁を吸おうという下衆外道では断じてない。
 わずか10分かそこらで描いたような「追悼作品」(元々臼井さんの絵は線が少なく、特に「しんちゃん」の絵は頭身も短くて初心者にも描き易い。この点が幼児にも受けた?)、または逆に死亡が確定される以前から描かれ、あらかじめ用意されていたと思われる丁寧な作品の群れが殺到して、イラストSNSはちょっとした「お祭り」状態である。
 誰かが言ってたけど、本当に悲しんでいる時、人は絵なんか描けないものだ。むしろ何もできずに文字通り身を慎むものである。
 (私の場合、手塚治虫や桂枝雀が亡くなった時、しばらくは頭がぼうっとして何も手が付かなかった。悲しみはずっと後から、じわじわと少しずつやって来た)
 「追悼作品」をしらっと描いて上げてる連中の大半は偽りの評価が目的ではないか?それらの「作品」に10点満点入れてみたり、それらしいコメント書いたりしてる連中も同じ穴のムジナ、でなければ良い人ぶりたい偽善者。ただ騒いで盛り上がりたいだけのバカもかなり多いだろう。・・・不謹慎な、しかも(自分の偽善や陶酔が見透かされているのに気付かない)頭の悪い連中が多い事だ。
 またぞろゴシップ記事の需要と供給が始まるのだろうね。人の死を何だと思っているのだろう。

 小説家やマンガ家の死因の一つに自殺がある。臼井さんもそうだとは断言できないが、もしかするとそうかも知れない。
 創作家、ことに小説家やマンガ家といった職種の人々は、知性とその背後の人格そのものを大変に消耗し、疲弊させる。古今東西、自殺に追い込まれた人は少なくないのだ。
 マンガ家の中でもギャグマンガ家は、特に仕事がハードかと思う。毎度毎度ネタを探し、それを膨らませるという作業には途轍もない量のエネルギーが必要なのだ。
 (4コママンガが必ずしもギャグ作品とは限らない。近年はストーリーマンガを描くだけの知性と画力が無いから4コママンガでお茶を濁しているだけの無能な作家も急増した。いしいひさいちって天才ではなかろうか)
 自殺しないまでも、いつの間にかギャグ作品を描かなくなったり、転職していたりする人が多い。中には小説家になった人もいる。
 ギャグマンガ家(つまりギャグマンガ専業)を10年以上も続けている作家は、よほど優秀な「ブレーン」(またはそういう人脈)がサポートしているに違いない。(久米田先生あたりはそうではないか?)
 出版社にしてみれば、作者の中では既に完結している作品を、少しでも無理やりにでも「延命」させて売り上げに貢献させ続けたいのは言うまでも無い。作者と編集部の意見がかみ合わず、読者から「辞め時を見失った作品」と評されるマンガの何と多い事か。『ドラゴンボール』シリーズ(!)、『美味しんぼ』etc・・・作者が意欲を失わない長寿作品も多いが、これとて一部の目の肥えたファンから好評とは限らない。(古くはコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』もそうである。『名探偵コナン』はどうなんだろう?)
 ファンによると(マンガの)『クレヨンしんちゃん』も今から2年ほど前から作品の質、方向性に「どこか変な部分」が感じられたらしい。
 (「松坂先生の彼氏の死」のエピソードあたりが「境目」なのだろうか?)

 作家の心労を察し、心身の健康を回復できるだけの休養を、周囲はなぜ与える事ができなかったのか。
 「もう誰も引き止めませんよ。ゆっくりと休んでください」というセリフは何度聞いても悲しい。
 が、何度も聞かされ続けるのである。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&aq=0h&oq=%e8%87%aa%e6%ae%ba%e3%81%97%e3%81%9f&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GFRD_ja&q=%e8%87%aa%e6%ae%ba%e3%81%97%e3%81%9f%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%82%ac%e5%ae%b6
 この問題については、業界の人も読者も、そしてそれ以外の全ての人も、一度真剣に考えて欲しい。

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無題
ちょうど10年くらい前、『クレしん』のアニメが流行り始めの頃、甥っ子や叔父の食堂のパートのお姉さんの息子がリアル幼稚園児で、そのギャグを嬉しそうに真似してたのを知ってるので、ウケた理由としてはそれだけ子供に親近感を与えるキャラクターを生み出した事によるでしょう。
そして当初は所謂「良心的な親」wには(そのやや下品なギャグに)眉をひそめられながらも、劇場版などを経て、いつの間にか親の層にも受け入れられてしまった。

「クレしん」連載以前のシニカルな大人マンガ描いてるのを読んでた身としては、単純に「あーすげーなー」とは思って横目で見てたのですがね。
著者本人はそういった世間の評価に対してけっこうクレバーに流して描いていた感じを受けます。

ファミリー漫画として見ると変な気がする、よく言われる「松坂先生の彼氏が死ぬ」話が精神的になんかあったのではないかとか入信していた新興宗教の影響がどうとかという話にも、どちらかといえば作者本来の路線が出ただけの話ではないかと気がします。
むしろ、そういう微妙な路線は編集側で止めてもいいはずなのに、断行できたのはそれだけ看板作家として自由に執筆できる立場を認められていたのでは。
掲載誌の漫画アクションが売り上げ不振でピンチになったときも編集部と一緒に乗り越えたという時期もあったわけで、最近の漫画編集部主導で消耗品化される作家の話とは違うのではないかな。

ていうかなんで拙者はこんなに語ってるのでしょうね。
アニメもここ数年、たまたまやってるのをドラえもんからの流れで流し観してたかもしれない、というレベルで特にFANでもない訳ですがw
この時期の「死」はなんともタイミングの悪い、と同時にこの人も『伝説』になっちゃうのかな、と思ったのはありますが。
☆川 月海 2009/09/23(Wed)11:19:52 編集
 物を創るのは生命を削るのと同じかも知れません。
 実は私も臼井先生の死は事故死ではないか、とも考えているのですよ。現時点では自殺を匂わせるものはあまり出てきてはいませんからね・・・松坂先生の恋人の死、以外は。作風の変化は長く創作活動をしていれば当然起こる事であります。
 また人間には光と影の二つの面が必ずあり、人情派の人が黒い面を垣間見せる事も珍しくありませんし、創作家ならば創作活動の上であえてそのような行動に走る場合もありますね。

 しかし一方で長くマンガ家をやっていて心身に疲れを溜め込み、心及び身体の病気に罹る人も少なくありません。
 殊にギャグマンガ家は消耗が激しい事で有名です。
 臼井先生には当てはまらない事かも知れませんが(私はまだ自殺説を捨ててはいませんよ)、創作家、特にマンガ家を巡る環境について、一度世間が真剣に考えても良いのではないか、そう思って記事を書いた次第です。
 マンガ家には実際に大病を患って死ぬ人も多いし、自殺も少なくはありません。

 いずれにしても、日本人に愛され、世界中に愛された(反日国家である中国や半島の国々でもすごい人気だった)一人の優れた作家が亡くなったのです。
 私は熱心なファンではなく、また一面識も無いので、家族や友人のかたたちのように深い悲しみに暮れる事はありませんが、それでも臼井先生の死が大変残念な事であり、大いに悼むべきであるのは感じております。
 心からご冥福をお祈りします。
 j.k URL 2009/09/23(Wed)12:52:46 編集
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