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 【ニコニコ動画】桂枝雀 夏の医者

 上方落語の爆笑王、桂枝雀である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%82%E6%9E%9D%E9%9B%80_%282%E4%BB%A3%E7%9B%AE%29
 (「ざこびっち」こと桂ざこばは弟弟子、桂南光は一番弟子)
 
 トリッキーかつ正確、異端のようでいて正統派、現代的(未来的?)なようで伝統的・・・と相反する要素をアウフヘーベンし、エンターテインメントと伝統話芸を両立させた天才である。
 奇抜で度肝を抜く芸風にだまされてはいけない。アクロバティックとまでいえるその芸は、「上方落語中興の祖」「上方落語四天王」の一人、桂米朝にみっちり仕込まれた基礎の「土台」の上に成り立っている。
 (「上方落語四天王」とは、戦後すっかり衰退していた上方落語の復活に尽力した、「機関車」役となった4人の落語家を指す。六代目笑福亭松鶴・三代目桂米朝・三代目桂春団冶・五代目桂文枝)
 戦後数十年たった時代ではもはや死滅している古い言葉も、現代語と併せて使われているのだ。
 (解説が無いと細かい言葉の意味がわからない箇所がある。もっとも枝雀、東京など非関西圏の地方ではなるべく平易な関西弁を使うなどの配慮も怠らなかった)
 そのような基礎テクニック、必須スキルをスルーしていたら、大活躍する前に「ただのデタラメ」「外道」として無視黙殺された事だろう。話芸は思いつきだけの技だけで評価されるほど甘くはないし、基礎知識すら無ければまず落語としてカテゴライズしてもらえない。(戦後の落ちぶれた上方落語は、まず「落語」として認めてもらう事が最優先事項であった)
 2代目桂枝雀を襲名する以前は桂小米といい、それ以後の奇想天外な芸風など微塵にも想像できない様な、堅実かつ地味なスタイルで演じていたらしい。この頃からその実力には定評があった(そうな)。
 つまり、基礎をしっかりと固めた上で、独自のスタイルの開発に取り掛かったのである。
 一度完成した形をもう一度壊して「自分の型」を作り直した、ともいえる。
 また「小米」ではない「枝雀」の芸、むしろ基礎ができていない咄家ならば、たちまち破綻を来たしていただろう。
 師匠である桂米朝は、漫才に押されて没落していた上方落語を今一度往時の形へと「復元」させる一代事業に全精力を傾けた人であり、半ば忘れられていたのを彼によって発掘されたネタも多い。
 (大ネタ『地獄八景亡者戯』は有名。「じごくばっけいもうじゃのたわむれ」と読む。これは「まんが日本昔ばなし」でも翻案され放映された)
 従って桂米朝には、枝雀のような実験や冒険は許されなかったのだ。そんな事をすれば、基本形が明確にならないうちに「上方落語」は復活は果たせず、ただ「米朝落語」のみが残ってしまう。後に続く者のために「お手本」となる基本形は完成しないまま。
 今日の上方落語の隆盛には、四天王たちの地味な努力に拠るところが大きいのである。
 (桂米朝。重厚でいて軽妙、男っぽくもあれば艶っぽい。そして豪胆にして繊細。伝統芸能を復活させた巨人の一人とはいえ、実に奥の深い芸風の持ち主である。いや深すぎる。・・・すごすぎる人に何批評しているんだろオレ。縁があったら絶対に堪能すべし。初歩にして奥義がそこにある)
 鬼才・桂枝雀は、師である正統派・桂米朝の存在があってこそ、才能を開花できたのだ。
 (実の兄のようにして慕っていた弟弟子、桂ざこばによれば、米朝と枝雀の間では日夜「芸」に対する熱い議論が交わされたそうである。自説を曲げず、正面から意見をし反論してくる弟子に対し、師匠風を吹かす事も無く同じ目線の高さでやり返していた米朝もすごいな。器の大きさと同時に、芸に対する熱い想いも感じられるね。その想いを同じうする者たちに絶対的な上下関係は無く、ただ情熱と研鑽努力があるのみ。どことなく手塚治虫とトキワ荘の人々を彷彿とさせもするね)

 まぁつまり、何によらず、基本形と基礎テクニックは重要という事ですよ、そこの萌え絵師!

http://homepage3.nifty.com/rakugo/index.htm

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無題
コメントつき落語とは新鮮すぎてwwwww
RN 2008/06/17(Tue)00:50:38 編集
 古い落語は、「枕」(前説)が不可欠ですよ。
 落語のCDには大抵「落語」そのものについての「説明書」が付いています。
 枝雀の落語はすごくわかりやすくて、しかも面白いですよ。
j.k 2008/06/17(Tue)01:56:01 編集
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