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haruhi.jpg あっけなかったです。のべ2時間持たなかったような。
 すごく腹持ちが悪かったです。
 ・・・涼宮ハルヒ(の消失)。面白かったけど。
  (正直、自分の青春時代を少し思い出しましたヨ、ヲヂサンは。筒井康隆の琴線のどの部分に触れたか、何となくわかったかも。意外にも元々ジュヴナイル即ち少年物が得意だからね、あの先生)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%96%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB

 冒頭の凝った文体は物語が進むにつれ、どんどん簡潔なものになり、場面場面の瞬間的な描写に終始するようになる。その情報量の少ない事。
 これ、読者の大半は脳内で画像(この場合特に動画、つまりアニメであろう)に変換しつつ読んでるんだろうな。文字の脳内ストリーミングだね。だからあらかじめキャラデザインが必要なのだろうね。
 同時に読んでるヴォネガット作品だと、本筋には関係無さそうなキャラやらイベント、またはその背景に控える細かな情報などで作品世界が形成される。
 (いやホント、どーでもいい事が羅列されてるね。それが作品世界に奥行きと厚み、陰影を与えているのだけど。キルゴア・トラウトはムショ暮らしをする事になるのか)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%88
 (米軍兵士ビリー・ピルグリムがバルジ作戦による独軍の猛攻により敗走に追い込まれた時に、本筋に関係ない「ヴォネガット本人はどこで何をしていたか」という事まで言及されてたりする。そういうものだ)
 読者は場面展開のみならず、というかそれは二の次で、緻密な作品の世界そのものを再現しながら読み進めていく事になる。
 涼宮ハルヒが2Dだとすれば、ヴォネガット作品は3Dと言えるかも。それくらい脳みその動きが「重く」なる。
 
 多くのヒットしたラノベは、まず十中八九、アニメやコミック、ゲームやフィギュアなどとメディアミックス展開をする段取りである。また、執筆が始まる前からそのような想定がされ、それ向きの「仕様」が為されるに違いない。
 (ネタ絵界の化け物サイトである『朝目新聞』の管理人の机器猫さんも「最近はマンガなのかゲームなのか分類に気を使わされる作品が多い」とぼやいてましたな)
http://www.ne.jp/asahi/asame/shinbun/
 作中、萌え要員キャラである朝比奈さんの大人ヴァージョン即ち朝比奈さん(大)なる人物が登場する。
 その「まるで女教師のような服装」という下りに、うかつにも私はフランス書院のエロ小説にでも登場する妖艶な色気ムンムンな成熟しまくりの大人の女性を連想したのだが、挿絵で姿を見せたのは背が伸びただけの朝比奈みくるであった・・・〇| ̄|_(同じくいとうのいぢキャラのマージョリーねいさんは色っぽいね)
http://www.jbook.co.jp/member/img/product/03121/M03121520-01.jpg
http://clappa.jp/special/012/images/denngeki_02_14.jpg
 ・・・つまり、グラフィック担当の人々が利潤を上げる部分がちゃんとあるのだ。読者が補完する手間あるいは想像する楽しみが無いのである。
 そしてコミック化の際にはマンガ家にも儲けが、アニメ化すればアニメ会社も儲かり、フィギュア発売ともなれば原型師やプラモメーカー(?)、キャラごとに曲まであるCDアルバムまでリリース、ともなれば慢性的に業績不振な音楽業界まで(少しは)潤うというもんである。
 ・・・日本経済全体から見れば、かなり景気浮揚効果も期待できるのかもなぁ。「ローゼン浅生」こと麻生太郎氏がやたらアニメやマンガを持ち上げるのも判るような気がする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E9%83%8E
 (谷川流という小説家は、ラノベ以外の小説、つまり小説単体のみで勝負する事も充分可能な作家だと思われる。是非ともラノベ以外の作品も読んでみたいね。ラノベはラノベで書く苦労もあるだろうけど)
 ちなみに前述のフランス書院でのラノベ部門(でいいのか?)・・・人によってはジュヴナイルポルノ(言葉間違ってるぞコレ!)と呼ばれる分野の担当の「美少女文庫」は、エロゲという強敵に阻まれて中々メディアミックス展開に苦戦しているそうな。(パッと見はスニーカー文庫の絵柄と変わらん気がするな・・・)
http://www.france.jp/servlet/Satellite?c=Page&cid=1176293009036&p=1176754150848&pagename=bisyojo%2FB_Simple3
 18禁PCゲームが簡単に家庭用ゲーム機ソフトやTVアニメになるのは、少し不思議な気もする。
 (ちなみにオレ、『Fate』なんてPS2ソフト、持ってるんですが、これは元々18禁物だったらしい。プレイはもう少し後になるかと)

 一人の人間の扱える情報量というものには限界がある。
 一つのネタが多方面に展開すればそれだけ情報量が増えるのは当然だが、そのまま放置すれば一人のお客は元ネタのみでオナカ一杯になり、メディアミックス展開したコミックスやアニメその他関連商品まで手を伸ばさなくなる。「もういいや」と満足してしまうのである。
 (ラノベは全般に値段が安いように思えたのだが、実際に少し安く価格設定してあるらしい。ゲームやフィギュアも買ってもらいたいからだろう)
 だから、小説なら小説、アニメならアニメ、ゲームならゲーム、と各分野で少しずつ薄味に、情報量を抑えてあるのかも知れない。全て、とまで言わずとも、幾つかのピースが揃って、初めて「作品」となるのだろう。
 いろんな角度から、各分野から光を放って像を結ぶホログラムのようなもの、なのだろう。昨今の文化は。
 (つまり、本当の意味で3Dどころかもっと多元的な代物、と言える)

 結果的に見ると、ハルヒを一冊読んでマンガも読み、アニメも見てゲームもやり、ついでにフィギュアも買い、そうこうしているうちに費やされる時間とお金は、ヴォネガットを一冊読むよりはるかに多いな。

 ・・・少ししんどくなってきました・・・。

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