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 ムルマンスクの要塞廃墟。大砲(?) 実は私は廃墟が好きである。
 ↓こちらはちょっと前に見つけた海外のサイト。
http://englishrussia.com/?p=2056

 ロシア北西部、フィンランドに近い場所にムルマンスクという軍港の街がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF
 暖流であるメキシコ湾流の影響で、北極圏という地理上の位置にもかかわらず、真冬でも凍らない港(不凍港)である。
 サイトに挙げられた写真は、この軍港都市を守るために建設された沿岸要塞の廃墟を写したもの。

 年間を通して使用できる不凍港ゆえ、第二次大戦中は重要戦略拠点となった。
 ドイツ軍に圧倒されていたソ連に、海路送られる大量の戦略物資を通年陸揚げできた唯一の港が、このムルマンスクだったからだ。
 この港を目指した連合軍の護送船団と、物資輸送を阻止せんとするドイツのUボート群との間で、熾烈な戦い(通商破壊戦)が繰り広げられた。
 (輸送船団を守る護衛艦艇とそれを襲うドイツのUボートや巡洋艦との戦いは、海洋小説の人気ある題材の一つである。アリステア・マクリーン『女王陛下のユリシーズ号』やC・S・フォレスター『駆逐艦キーリング』が有名)
 ムルマンスクというさびしい漁村を、帝政ロシア海軍の一大拠点にする事業に着手したのは皇帝アレクサンドル3世。帝政ロシア最後の皇帝ニコライ2世(ロシア革命で退位、処刑)の父親にあたる。
 1894年に調査の命を受けたのはヴィッテ。後に日露戦争講和条約でロシア側代表になった人物である。
 1914年に囚人を労働力とした、ペトログラード(帝政ロシア時代および現在のサンクト・ペテルブルク、旧ソ連時代はレニングラードと改称)とムルマンスクを結ぶムルマン鉄道の建設工事が着工し、1915年から1917年にかけては大量に第一次大戦時のドイツとオーストリアの捕虜が投入された。
 原生林と湿原が続く過酷なツンドラ地帯である。重労働に加えて、短い夏にはチフスが蔓延し、長い酷寒の冬は飢えと寒さが建設労働者たちを苦しめた。この2年間で2万5千人が亡くなっている。
 ラップランドの先住民は、「ムルマン鉄道の枕木一本ごとにドイツ人一人が埋められている」と言うそうだ。
 「枕木一本に死者一人」は大袈裟だが、全長1400キロの鉄道で1キロ当たり17名もの死者が出た。
 第二次大戦が始まると、ヒトラーがムルマン鉄道遮断およびムルマンスク攻略作戦を命令したが、あまりに厳しい自然と天候に作戦は失敗した。が、激しい空爆により、ムルマンスクも一面焼け野原と化したのである。

 ムルマンスクという港一つ鉄路一つを巡り、その建設と破壊のために、陸海に亘って大変な数の人間が死に、今はその街を守る要塞も廃墟となった。
 ありきたりな言葉だが、「つわものどもが 夢の跡」、である。

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