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 Mao.jpg中国では、海外製アニメへの規制を強化するらしい(まだやり足らんのか)。
 何でも、午後5時から9時までの4時間、いわゆるゴールデンアワー(TV離れの著しい日本ではもはや死語)では海外製のアニメ(主にどの国のアニメかは言うまでも無かろう)を放映させず、中国製アニメの放映を奨励するそうな。
 つまり、「面白くってタメになる」よい子のための国策アニメばかりを押し付け、毒が強くて「中毒性」の強い、「面白くってダメになる」日本製アニメを国民に見せたくないのだと。
 まだ判断力の無い子どもには政治的プロパガンダを刷り込む事ができ、同時に国内のアニメ産業の振興に力を入れる事が可能、という、民主主義が育っていない全体主義国家には一見ウハウハな政策ではある。
 (議会制政治が定着し、最低限の民主主義が浸透した先進国でこんな事やると、国民の反発を招くどころかバカにされ笑われてしまう。中国の政局担当者は「カッコ悪さ」がわからない人ばっかりらしい)
 ただね、そういう政策では、得ができても、それはホンの一時でしかない。

 日本のアニメ(およびマンガ、ゲーム)が現在の隆盛を見たのは、PTAなどの教育関係者や国家に忠良な奴隷の育成に熱心なお上の弾圧をものともせずに、作り手が「面白くってダメになる」作品を作り続けてきたからだ。
 以前、何かの雑誌で「子どものためのマンガ」を描こう、というマンガ家を扱った記事を読んだ事がある。
 この作家がそのような「感心」な活動をしていたのは、おそらく昭和30年代から40年代くらいの事だと思う(具体的な年代が記事になかった)。
 ハッキリ言って、作品はつまらない、この作家。
 そりゃそうだろう、名前すら残ってないんだから、作家も作品も。他の同様な活動をした作家も、似たようなものである。
 (無名の作家が無能とは限らないが、押しなべて皆が無名なのはいかがなものか)
 実際、PTAなど教育関係者がマンガの弾圧に熱心だった頃の人気マンガには、今の基準からしても「遜色ない」くらいエグい描写のものがある。
 白土三平のマンガなんか、人体がバラバラにならない作品を探す方が苦労するほどである。
 「子どもマンガ作家」藤子不二雄はどうか、といえば『ドラえもん』とか、意外にブラックなものが多いでしょ?
 永井豪の残酷描写とエロス表現はここで詳しく触れなくともご存知かと思う。(少年誌でレイプシーンを描いたのはこの人が初めてではないか)
 これらの作家、いずれもあまり体制寄りの傾向を示していない。というかむしろアナーキーでさえある。
 (白土はもろ、マルクス主義者)
 だが、これらの反教育的な作品を主食として育った連中が、今日の日本文化あるいは文化的基幹産業(海外でもバカ売れしてる)を育て、維持しているのだ。 
 『デビルマン』という作品は古いのだが、近年でもその人気は衰えず、熱心なファンであるマンガ家や絵師が自分なりに解釈し創作したリスペクト作品を集めた画集などもある。(実は私自身は永井豪は苦手)
 また、これは直接的な影響とは言えないかも知れないが、子どもの頃にアトムやガンダムやアラレちゃんが大好きだった人々が、あれらのロボットたちにあこがれてロボット工学の道に進んだ、ともよく聞く。
 「あーモビルスーツ作りてー」って、学者がよく言ってるよねw
 「暴力的なロボットアニメ」(フランスの教育ママの言い分)がロボット先進国・ニッポンの礎を築いた、とも言えるのだ。

meguronobl.jpg 何年か前、ナチス・ドイツのプロパガンダ芸術を集めた作品展、というものが開かれた事がある。
 正直言って、作品の大半はつまらない。
 元よりナチスの思想に共鳴していない作家は熱を入れて作っていないし、少数のナチ信者の作家は(頭が悪いのか)才能が貧弱である。
 (誠実なナチ党員は知性に欠け、知性が高くて熱心なナチは腹黒く、知的で誠実な人はナチではない、と言ったのは誰だったか)
 ・・・つまり、芸術家、創作家という人種は、人間性を抑圧するものには根源的に馴染めないものなのだ。
 小津安二郎が戦時中に映画をほとんど撮らなかった事は有名である。
 また終戦直後、わずか数年で日本国内の映画の年間制作本数が倍以上に急増したのは、ファシズムがいかに文化というものを押さえつけるかをも如実に示している。
 目黒のサンマは脂を抜かないから美味いのだ(DHAはむしろ身体に良い。特に脳に。東大には漁村出身者が多いそうだ)。
 国家の干渉は、文化を質・量ともにダメにするのだ。

gintama.jpg 超大国・中国が、「ゴールデンアワー」(笑)での日本製アニメの放映を規制しても、どこぞの感情的な反日国家みたいに国内向けに日本の作品を改悪しても(ドラえもんではキモノを洋服に「修正」したりしている。その程度の技術はあっても国産のアニメは作れないんだね、ははは。でも『銀魂』はさすがにいじくれなかったらしいニダ・・・)、海賊版が十八番の中華の民の事(ジャンプとか、わずか一日遅れで出回るそうですよ。ロゴマークの海賊は伊達じゃないぜw)、いくらでも「本物」は裏で流通する事だろう。
 大体、アニメ王国・日本ですら、テレ東など一部の局を除いて、ほとんどのアニメは深夜枠である。
 エロでもない少年誌マンガのアニメ化作品が深夜放映、というのは、その方法でアニメ以外の作品とも共存が可能である事を意味する。 『さよなら絶望先生』あたりなんか、むしろ録画して確認しながら見ないとネタの見落としとかあるじゃないですかw
 (ジャンルを問わず深夜番組がゴールデン進出をすると、決まってつまらなくなる。深夜枠、万歳)
 毒の無い品行方正な「面白くってタメになる」作品を見せられた子どもは、おそらくアニメ好きにはならないだろう。
 また仮に、海賊版を吸収して育った連中がクリエーターになったとしても、「お国」のために奉公するとはとても思えない。
 せいぜい日本かアメリカ(こちらの方が公算は高いかも。アポロ計画を見てもわかるが、人材の獲得にはお金を惜しまないからね、あの国は)に中国出身の優秀なアニメーターを供給する破目になるだけだ。
 文化も産業も、強すぎる政府、国家、お役人とは、水と油なんですよ。

 
 
tezuk_kamisama.jpg 神様・手塚治虫は「面白くってタメになる」作家ではなかったか、と申されるか?ご冗談を。
 本気でそう思っている人は手塚をきちんと読んでいないのです。
 手塚は決してエデンの園をのみ創造したのではない。
 手塚の『世界」は、破壊と殺戮と食人と、同性愛・強姦・近親相姦などのワイセツと、それこそ罪と罰の百鬼夜行である。
 手塚は地獄をも創造したのですよ。 
 神は魔神でもあったのです。ガローン。
 

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